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冬の前に要注意!外壁の「凍害」と雪による傷みを防ぐ対策【累計施工20,000件以上の実績で解説】

「春になって家のまわりを掃除していたら、北側の外壁の角が、ぽろっと欠けていたんです」。先日、米子市内の築18年の戸建てにお住まいの方から、そんなお電話をいただきました。ぶつけた覚えもなく、ひび割れがあったかどうかも思い出せない。現地で確認すると、欠けた部分のまわりの塗膜がうっすら浮き、指で触れると表面がざらざらと崩れる状態でした。冬のあいだに少しずつ進んでいた「凍害」の典型的な症状です。
山陰の冬は湿った雪が多く、晴れた朝には一気に冷え込みます。外壁にとっては、水と寒さの両方にさらされる厳しい季節です。この記事は、築10〜20年ほどの戸建てで、外壁の傷みが気になり始めた方に向けたものです。凍害が起こる仕組みと見逃しやすいサイン、本格的な冬の前にできる対策をまとめました。
外壁の「凍害」とは?雪の多い米子市で冬前に知っておきたい仕組み
しみ込んだ水が凍り、内側から押し広げる
結論から言うと、凍害の原因は「外壁の中に入り込んだ水」です。
水は凍ると体積がおよそ9%ふくらみます。外壁の細かな隙間や素材の内部に入った水が夜のうちに凍ると、内側から外壁を押し広げます。日中に気温が上がって氷が解けると、広がった隙間にまた水が入る。冬のあいだ、この「凍る・解ける」が何十回とくり返されることで、表面が欠けたり剥がれたりしていきます。
窯業系サイディングやモルタルは水を吸いやすい
いまの戸建てで多く使われている窯業系サイディングは、セメントを主な原料とした外壁材です。モルタル壁も含め、素材そのものは水を吸いやすい性質を持っています。新築時は表面の塗膜が水をはじいてくれますが、その守りが弱まると、素材が雨や雪解け水を少しずつ吸い込むようになります。
塗膜の防水性が落ちたときが、いちばん危ない
凍害は、外壁材が傷んでから起こるというより、塗膜の防水性が落ちたタイミングで始まります。触ると手に白い粉がつくチョーキング、細いひび割れ、目地のシーリングの痩せ。こうした症状は、水の入口ができ始めているサインでもあります。見た目の変化はわずかでも、冬を越すたびに傷みの進み方が変わってきます。
外壁の凍害で表れるサインと、見落としやすい場所

表面がポロポロ崩れる・薄く剥がれる
もっとも分かりやすいのが、外壁の表面が薄くめくれたり、角が欠けたりする症状です。サイディングの場合、表面の化粧層が剥がれて中の素地が見えていることもあります。素地が露出した部分はさらに水を吸いやすく、次の冬には範囲が広がりやすくなります。
サイディングの反りや浮き、目地の隙間
板の端が反り返っている。目地のシーリングとサイディングのあいだに、すっと隙間が見える。こうした変化も、水分を吸った外壁材が乾燥と凍結をくり返した結果として表れることがあります。反りが大きくなると、そこからさらに雨水が入り込み、下地の傷みにまでつながりかねません。
👉 反りや浮きを見つけたら、押さえつけたり釘を打ち直したりせず、まずは専門業者に状態を見てもらうのがおすすめです。
北側・日陰・地面に近い部分は特に要注意
凍害は、家のどこでも同じように起きるわけではありません。
以前、境港市の70代のご夫婦のお宅で点検をしたときのことです。「南側の外壁はまだきれいだから、塗り替えはもう少し先でいいと思って」とお話しされていました。ところが裏手の北側に回ると、地面から50cmほどの高さまで、外壁の表面が帯のように荒れていたんです。ご主人も「ここは物置の陰で、普段まったく見ていなかった」と驚かれていました。
日当たりが悪い北側の壁や、雪が長く残る基礎まわりは、濡れた状態が長引くぶん凍結と解凍の回数が増えます。お住まいの外壁をチェックするときは、普段見ない面から先に回ってみてください。
雪による屋根・雨樋の傷みも冬前にチェック

落ち葉が詰まった雨樋は、冬に凍りやすい
落ち葉や土砂がたまった雨樋は、中に水が残りがちです。その水が凍ると雨樋が割れたり、あふれた雪解け水が外壁を伝ったりします。外壁の一部分だけが極端に傷んでいるときは、真上の雨樋を疑ってみてください。
雪の重みで雨樋が変形・外れることも
屋根から滑り落ちる雪は、想像以上の重さがあります。軒先の雨樋にのしかかると、支える金具が曲がったり、雨樋が外れかけたりします。放置すると、雨水が外壁に直接当たる原因になります。雨樋の修理や交換については雨樋修繕・交換工事のページでも詳しくご紹介しています。
屋根の上は、無理に登って確認しない
瓦のずれやスレートの割れも、冬の前に確認しておきたいポイントです。ただ、屋根に登っての確認は転落の危険があるため、おすすめできません。塗彩工房では国家資格を持つスタッフによるドローン点検を行っており、屋根に登らずに高精細な画像で状態をお見せしています。
冬前にできる外壁の凍害対策と工事内容

ひび割れ・シーリングの補修で、水の入口をふさぐ
凍害対策の基本は、外壁の中に水を入れないことです。ひび割れには幅や深さに応じた補修を行い、痩せたり割れたりしたシーリングは古いものを撤去して新しく打ち替えます。ひび割れの見分け方は外壁のひび割れについての記事で、シーリングの劣化サインはコーキングの打ち替えについての記事で詳しく触れています。
塗り替えで、外壁の防水性を取り戻す
補修で入口をふさいだら、次は外壁全体を新しい塗膜で覆います。塗り替えによって防水性が戻れば、外壁材が水を吸いにくくなり、凍結による傷みも進みにくくなります。
塗料は、正規認定施工店として扱っているアステックペイントの製品の中から、外壁材の種類や傷み具合に合ったものをご提案しています。表面がすでに欠けている部分や、反りの大きいサイディングは塗装だけでは直らないため、部分的な張り替えを組み合わせることもあります。
冬に塗装工事をする場合の注意点
塗料は気温や湿度の影響を受けやすく、一般的に気温5℃未満や湿度85%以上の条件では塗装を控えるのが目安とされています。冬でも工事自体はできますが、晴れ間を選んで作業するため、秋に比べて工期が延びやすくなります。雪が降る前に終えたい場合は、早めに日程を相談しておくと安心です。
費用は、傷みの範囲によって大きく変わります
補修だけで済むのか、張り替えが必要なのか。それによって費用は大きく変わります。正直なところ、凍害の工事は外壁の中の状態を見てみないと、はっきりした金額をお伝えしにくい工事です。塗彩工房では無料診断で傷みの範囲を確認したうえで、具体的なお見積りをご案内しています。
関連する施工事例
外壁の反りや欠けに、張り替えと塗装を組み合わせて対応した実例をご紹介します。

冬が来る前に手を打つメリット

凍害は、冬を越すたびに少しずつ進みます。
秋のうちに補修と塗り替えを済ませておけば、傷みが広がる前に水の入口をふさげます。表面の欠けが小さいうちなら張り替えの範囲も限られるため、結果として工事の規模を抑えられることもあります。雪が積もった日に「外壁は大丈夫だろうか」と気をもまずに済むのも、住まい手にとっては大きな違いです。
工事のあとには最長10年の保証と定期点検がありますので、冬を越したあとの状態も一緒に確認していけます。
よくある質問
Q. 冬のあいだでも外壁塗装はできますか?
できます。ただし、気温や湿度の条件が合わない日は作業を見合わせるため、秋に比べて工期に余裕を見ていただく必要があります。
Q. 欠けている部分だけの補修はできますか?
範囲が限られていれば可能です。とはいえ、境港市のご夫婦のお宅のように、見えている場所とは別の面で傷みが進んでいることもあります。まずは家のまわりをひと通り点検させていただき、部分補修で十分か、全体の塗り替えが必要かを一緒に判断しましょう。
Q. 見積もりは無料ですか?
はい、無料です。
Q. 雪が降る前に工事を終わらせたいのですが、いつまでに相談すればいいですか?
建物の状態や工事内容、時期によって必要な日数が変わるため、一概にはお答えしにくいところです。秋は塗装工事のご依頼が集中しやすい時期でもありますので、気になる症状があれば早めにご相談ください。
まとめ
外壁の凍害は、塗膜の防水性が落ちて水が入り込んだところから始まり、冬の冷え込みのたびに少しずつ広がっていきます。北側の壁や基礎まわり、詰まった雨樋の下など、普段見ない場所ほど気づくのが遅れがちです。雪の季節を迎える前に水の入口をふさいでおけば、春に外壁の欠けを見つけて驚くこともなくなります。気になる症状があれば、無料診断でお住まいの状態を確かめてみてください。
塗彩工房は昭和44年の創業から、米子市・境港市を中心に累計20,000件以上の外壁・屋根塗装に携わってきました。山陰の冬を知る地元の塗装店として、冬に備えるお手伝いをいたします。

























