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冬でも外壁塗装はできる?気温5℃・湿度85%の目安と、米子の冬に失敗しない進め方

1月の米子の平均気温は4.7℃。気象庁が公表している平年値(1991〜2020年)の数字です。
一方、外壁塗料の仕様書には「5℃以下、湿度85%以上での施工は避けてください」という注意書きがあります。この二つを並べると、米子の真冬は塗装に向かない季節に見えます。ところが同じ1月でも、日中の最高気温の平年値は8.3℃あります。冬の外壁塗装は「できない」というより、「塗ってよい時間が短い」と考えるほうが実態に近いのです。
この記事は、米子市・境港市周辺で築10〜20年ほどの戸建てにお住まいの方に向けて書きました。外壁の塗り替えを考え始めたものの、工事の時期が冬にかかりそうで迷っている方です。冬に外壁塗装をするときの基準と注意点、そして冬に塗るか春を待つかの判断のしかたを、順を追ってお伝えします。
冬でも外壁塗装はできる?塗料の施工条件と米子の冬の気温
塗料の仕様書にある「気温5℃以下・湿度85%以上」の目安
塗彩工房が使っているアステックペイントの塗装仕様書には、施工環境についての注意書きがあります。雨・強風・結露などの悪天候や、それが予想される場合は施工を避けること。そして、5℃以下、湿度85%以上での施工は避けること、です。
塗料は、水分や溶剤が抜けて固まり、膜になります。寒すぎたり湿気が多すぎたりすると、この過程がうまく進まず、本来の強さを持った塗膜になりにくいのです。
米子の冬の気温を平年値で見てみると
グラフは、米子の11月から3月までの月平均気温です。1月は4.7℃、2月は5.1℃と、5℃前後を行き来しています。
ただし、1日の中での差は大きく、1月の日最高気温の平年値は8.3℃、日最低気温は1.3℃です。朝晩は目安を下回りやすく、日中の数時間は上回る。米子の真冬は、だいたいそんな一日の繰り返しになります。もちろん平年値なので、年や日によって上下します。
工程と工程のあいだの「乾燥時間」も延びる
見落とされがちなのが乾燥時間です。仕様書には「工程間は5時間以上(25℃)」のように、気温25℃を基準にした時間が書かれています。気温が下がれば、そのぶん乾くまでの時間は長くなります。下塗りが乾くのを待ってから中塗りへ、という順番は冬でも変えられません。
冬の外壁塗装で気をつけたいこと|結露・日の短さ・雪

写真は、米子市上福原のお住まいで、塗装前に外壁を高圧洗浄しているところです。洗ったあとの外壁は、十分に乾かしてから塗るのが基本です。冬はこの「乾かす」に、ほかの季節より時間がかかります。
朝の結露や霜が乾くまでは塗り始めない
冬の朝、車のフロントガラスが白く曇っていた経験はありませんか。外壁の表面でも、同じことが起きています。
手で触ると乾いているようでも、表面にうっすら水分が残っていることがあります。その上から塗ると、塗料が壁にしっかり密着せず、あとから浮きや剥がれにつながります。冬の現場では、日が差して壁が乾くのを待ってから作業を始めることになります。
北側の壁や日陰は、昼になっても乾きにくい
南側はお昼前に乾いても、北側の壁や隣家との間の日陰は、なかなか乾きません。同じ家の中でも、面ごとに塗れる時間帯が違ってきます。
夕方は早めに切り上げる
日が傾くと気温が下がり、塗ったばかりの面に夜露がつきやすくなります。そのため冬は、夕方を待たずに作業を終えることが多くなります。
日が短く、1日に塗れる時間が限られる
数字で見ると、違いがよく分かります。米子の日照時間の平年値は、8月が207.1時間なのに対し、1月は72.3時間。およそ3分の1です。朝は乾くのを待ち、夕方は早めに切り上げる。そう考えると、1日のうち実際に塗れる時間は、夏や秋よりずっと短くなります。
雪や時雨で、工程が止まる日もある
山陰の冬は、晴れていたかと思えば急に時雨れたり、雪がちらついたりします。雨や雪の日、またはそれが予想される日は塗装を見送るため、足場が立ったまま作業のない日が出てきます。
「足場は立っているのに、今日も来ない」と感じたら
たとえば、こんな場面を思い浮かべてみてください。12月、境港市にお住まいの60代のご夫婦のお宅で、足場が組まれて3日目。朝から冷たい雨が降り、その日は作業がありませんでした。翌日はよく晴れたのに、午前中は誰も来ない。「このまま年を越してしまうんじゃないかしら」と、奥さまはそわそわしながら窓の外を眺めています。
実はその日、前日の雨で湿った壁が乾くのを待って、午後から塗り始める段取りだったのです。
来ない日にも、理由がある。
ただ、それが伝わっていなければ、不安になるのは当然です。塗彩工房では作業中も毎日進み具合をご報告しています。作業のない日があっても、様子が分かれば待つ気持ちも変わってきます。
冬に塗るか、春を待つか|米子での外壁塗装の進め方

米子市のお住まいで、ドローンを使って外壁の状態を確かめているところです。国家資格を持つスタッフが操縦し、足場を組まなくても高い場所の傷み具合を写真で確認できます。
ひび割れや剥がれがあるなら、春まで待たずに相談を
先に結論を言うと、劣化が進んでいる場合は、季節を理由に先延ばししないほうが安心です。
ひび割れから入り込んだ水分は、冬の冷え込みで凍ったり溶けたりを繰り返し、傷みを広げることがあります。いわゆる凍害です。くわしくは外壁の凍害と雪による傷みを解説した記事にまとめています。春を待つあいだにも、傷みは静かに進みます。
急がないなら「冬に診断、春に施工」という選び方も
以前、秋の外壁塗装は予約が埋まりやすいというお話をしました。春も同じように、気候が安定して依頼が重なりやすい季節です。
そこで、冬のうちに診断と見積もりを済ませ、色もじっくり決めておく。そして暖かくなったら工事に入る、という進め方があります。ショールームでは、カラーシミュレーションも体験できます。家で過ごす時間が長い冬は、家族で色を話し合うのにちょうどよい季節かもしれません。
正直なところ、冬と春のどちらがよいかは、お住まいの傷み具合とご家族の予定しだいで、一概には言えません。だからこそ、まずは今の状態を確かめるところから始めるのがおすすめです。
冬に工事をするなら、工期に余裕を持たせる
冬に施工する場合は、天候による中断を見込んで、日程に幅を持たせておきましょう。年末年始や来客の予定に合わせて「この日までに終えたい」という希望があれば、契約前に伝えておくと計画が立てやすくなります。工事全体の流れは外壁塗装の工事の流れと工期の目安の記事も参考にしてください。
高圧洗浄から上塗りまで丁寧に仕上げた施工事例
この記事で工程の写真をご紹介した、米子市上福原のお住まいの仕上がりです。高圧洗浄のあと、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで、雨で汚れを洗い流す外壁に塗り替えました。

冬の外壁塗装を任せる前に確かめたいこと

米子市上福原のお住まいで、外壁の上塗りをしているところです。下塗り・中塗りと重ねてきた塗膜を、3回目のこの工程で仕上げます。
天候に合わせて、工程を組み替えられるか
冬の工事で大切なのは、予定どおりに進めることより、条件のよい時間に塗ることです。「何日で終わりますか」と聞いたとき、天候で前後する可能性まで説明してくれるかどうか。業者を見るひとつの目安になります。
塗彩工房はアステックペイントの正規認定施工店として、仕様書に示された施工条件に沿って作業を進めます。
費用は、お住まいの状態を見てからのご案内です
外壁の面積や傷み具合によって、必要な工事は一軒ごとに違います。そのため金額は、無料診断で状態を確かめたうえでお見積りとしてお伝えしています。冬に診断だけ受けておく、という使い方ももちろん歓迎です。
塗り終えたあとも見守る保証と点検
工事のあとは、最長10年の保証と定期点検で、外壁の様子を一緒に見ていきます。冬のあいだに塗り替えを終えておけば、春は足場のない、すっきりした家で迎えられます。
よくある質問
Q. 冬に工事をすると、工期は延びますか?
天候しだいで延びることがあります。先ほどの境港市のご夫婦の場面のように、雨の翌日は壁が乾くのを待ってから塗り始めるためです。工事前にスケジュールをご説明する際、天候で前後する可能性もあわせてお伝えしています。
Q. 見積もりは無料ですか?
はい、無料です。
Q. 冬に塗った外壁は、長持ちしないのでは?
気温・湿度の条件を守り、乾燥時間をきちんと取って塗れば、冬だからといって仕上がりが劣るものではないと考えています。反対に、条件を無視して急いで塗れば、季節に関係なく剥がれの原因になります。大事なのは季節より、塗るときの条件です。
Q. 雪が降っている日も作業は進みますか?
雪や雨の日、またはそれが予想される日は塗装を行いません。
まとめ
米子の冬は、朝晩こそ塗料の目安である5℃を下回りやすいものの、日中は塗装できる時間がきちんとあります。壁が乾くのを待って塗り始め、冷え込む前に切り上げる。その手間を惜しまなければ、冬でも外壁塗装は十分に進められます。傷みが気になるなら冬のうちに、急がないなら冬に診断して春に施工。どちらを選んでも、次の季節を安心して迎えられる外壁に近づきます。迷ったときは、まず無料診断で今の外壁の状態を確かめてみてください。
塗彩工房は昭和44年の創業以来、米子市・境港市を中心に累計20,000件以上の外壁・屋根工事に携わってきました。山陰の冬の天気とも長く付き合ってきた地元の会社として、工事の時期選びからご相談に乗ります。

























