1回目と2回目以降の外壁塗装は、新築から年数が経過しているため、外壁塗装の費用や工事で使用する塗料が大きく違ってくることがあります。
今回は、2回目の外壁塗装でどのような点を注意すべきか、ご紹介します。
「そろそろ2回目の外壁塗装かな」と思ったら、ぜひご参考になさってください。
1回目の経験を生かして、2回目以降の外壁塗装をぜひ成功させましょう。
2回目以降の外壁塗装の注意点
1. 2回目以降の外壁塗装は前回よりも費用が高くなる可能性がある
「過去に外壁塗装をしたことがあるから、次も同じ費用、流れだろう」と思っている方が多いです。同じ建物の工事だから、そう思うのも不思議ではありません。
しかし、実際には1回目より費用が高くなる場合がほとんどで、補修箇所も増えるでしょう。
なぜなら、新築から時間が経つにつれて、外壁材やその周囲の部材に紫外線や雨水などといったダメージが蓄積されているからです。
したがって 2回目以降の外壁塗装は、通常1回目の工事費用よりも高くなると考えてておくと良いかと思います。
2. 時期の見極めが難しい
2回目以降の外壁塗装は時期の見極めが難しいものです。
外壁塗装は塗膜が劣化してきて外壁材に悪影響を及ぼさないうちに実施することが大切です。1回目の外壁塗装では築10年を目安にして外壁塗装をすれば良いと、建築業者から連絡がくることがあります。
2回目以降もこのようなフォローを受けられる場合もありますが、1回目の外壁塗装が建築した業者以外の場合はアフターフォローがないことも。
そのため、知らず知らずのうちに塗膜が剥がれ、外壁材の劣化も進行してしまっているかもしれません。
3. 前回の外壁塗装との関係を考慮する必要がある
2回目の外壁塗装では前回に使用した塗料との関係を考慮する必要があります。前回の塗料と今回の塗料の相性が悪いと剥がれや膨れが生じる恐れがあるため、慎重に選ばなければなりません。例えば、耐用年数の長さを重視してフッ素系塗料で外壁塗装をした場合、ツルツルとしているので別の塗料と相性が合わず、塗料が定着しにくくなることがあります。
2回目の外壁塗装を成功させるポイント
1. 1回目の施工内容を記録しておく
2回目の外壁塗装を成功させるには、1回目の外壁塗装の内容を記録しておくことが大切です。
特に1回目の外壁塗装で使用した塗料の情報は残しておく、または施工した業者に確認しましょう。
補修した箇所・補修方法の情報もあれば、2回目の外壁塗装の施工内容も検討しやすいのでより良い施工が可能です。
2回目の外壁塗装を相談する業者が1回目と同じならデータを持っているでしょう。
しかし、10年くらい経過するとより良い業者が見つかる場合もあります。
その際に1回目の外壁塗装の情報を伝えられるように記録しておくことが大切です。
2. リフォーム工事も可能な業者に依頼する
外壁の劣化が進んでいる場合は、塗装でカバーできません。そのため、カバー工法や張り替え工法など、塗装以外のリフォーム工事にも対応できる業者に依頼するのがおすすめです。
さまざまな選択肢から最適な工事を提案してもらえるため、結果的にコスパよく住まいを長持ちさせられることにつながります。
まとめ
2回目以降の塗装工事は、より建物の状態や前回工事した内容を考慮して工事プランを計画しなければなりません。当然、工事の知識や技術力、実績が求められますので、工事を依頼する業者は慎重にお選びください。
年数も経過して建物全体のメンテナンスが必要になる時期です。このタイミングでお住まいを見直すチャンスですから、気になることやお悩みのことなどがありましたら業者に相談してみましょう。
塗彩工房は無料で建物診断を行っております。お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたら診断いたしますので、お気軽にご相談ください。